奈良朱雀高等学校実習棟新築工事（実施設計）

用途：高等学校
所在地：奈良市柏木町
建築主：奈良県
建築面積：2745m²
延床面積：8233m²
構造・規模：ＲＣ造・4階
竣工年月：2008年12月
旧・奈良商業高校の敷地を使用し、「時代を担うスペシャリストを目指す高校」を実現するため、「ものづくりとビジネスを共に学ぶ専門高校」として、奈良商業高校と奈良工業高校を統合し「奈良朱雀高校」に再編されたものである。動線計画において、中庭を囲むシンプルなロの字型プランを採用し、機能性、安全性を両立している。設備計画では中央吹き抜けをメカニカルボイドとして活用することで、外観を損なわず設備の増設ができる計画としている。外観は、朱雀門をモチーフとしてRCによる柱と梁の構成に、連続する庇の陰影を重ね彫りの深が強調された美しいファサードをつくり出している。開口部にはペアガラスを採用し熱負荷の軽減を図っている。