
奈良県本庁舎観光拠点整備
用途 :庁舎 |
所在地 :奈良県奈良市 |
建築主 :奈良県 |
建築面積 :2043m2 |
延床面積 :17499m2 |
構造・規模 :RC造・地上 |
竣工年月 :2013年7月 |
奈良県庁玄関ホールの木質化を伴う改修工事である。1965年竣工の庁舎は、建設業協会賞、公共建築百選、BELCA賞(改修時)受賞の近代建築を代表する名建築であることから、原設計者:片山光生氏(建設省の建築家)のコンセプトを継承し、自然の木立や原木をイメージしたダイナミックな縦張りと横張りで構成した。又、加えて、鎌倉時代以降の奈良の社寺建築に見られる素朴な彫刻、「木鼻」をバランスよくアクセントに取り入れることで、観光客にも、親しみを感じてもらえるよう、解り易いやすいデザインとした。使用材料は、品質管理された奈良県地域認証材(以下県産木材)を準不燃化で法規制に適合させ、既設部分とも調和した内装材として活用し、来訪者に感動を与え、県産木材活用を社会に発信することを重視した。 |