
奈良県中央こども家庭相談センター
用途 :社会福祉施設 |
所在地 :奈良市紀寺町 |
建築主 :奈良県 |
建築面積 :415m2 |
延床面積 :1572m2 |
構造・規模 :RC造・地上4階 |
竣工年月 :2014年1月 |
児童虐待や子供に関する家庭問題に対応する施設として、@相談者とこどもの最善の利益や「保護」の目的を達成できる施設、A個人が尊重され個別処遇が行われる安全安心な環境、B多くのこどもたちが初めての集団生活の中でルールに則り順応できる場所として計画された複合的な社会福祉施設である。1階の管理部門、2階の相談部門としての児童相談所、3・4階の一時保護施設から構成される。外観のイメージは、1階部分、2・3階部分、4階部分とデザインに変化をもたせ、ディテールの工夫により歴史を感じさせるデザインとすることで、訪れる相談者・こどもにとって灯台のようなわかりやすい外観とした。開口部の上には、庇を付けて直射日光遮蔽、開口部外壁への雨かかりを防止するとともに、施設コンセプトにある「保護」を達成するために設置する本施設特有の開口部格子や手摺と調和させることで印象的な外観とし、内装は県産木材のモデル事業として木質化を図った。 |