斑鳩町文化財センター

用途 :地方公共団体の支所
所在地 :生駒郡斑鳩町
建築主 :斑鳩町
建築面積 :534.5m2
延床面積 :539.39m2
構造・規模 :RC造・1階
竣工年月 :2009年12月
コンセプト:
藤ノ木古墳のガイダンス及び斑鳩町内で出土した遺物を収蔵し、情報を発信する施設として計画されたものである。既存の法務局庁舎をコンバージョンした本館棟と増築部分の管理棟で構成されている。 小規模であるが国宝で有る出土品を、展示収蔵できるよう24時間空調とエアタイトケースを備えた 博物館相当施設である。展示部分は藤ノ木古墳の内部の臨場感を感じてもらえるよう内装に工夫がされている。外観は風致地区でもあり斑鳩の風土と調和するよう、増築部分も既存法務局同様、軒高さを抑えた瓦屋根とし、土壁調の外壁で統一した。ランドスケープにおいては、できるだけ既存の施設を活かし駐車スペースと緑地を確保して、築地塀や屋敷林のある斑鳩の民家の原風景を目指した。