
春日ホテル 平成26年改修工事
用途 :宿泊施設 |
所在地 :奈良県奈良市 |
建築主 :春日ホテル |
建築面積 :m2 |
延床面積 :4,904.558m2 |
構造・規模 :RC・4階建 |
竣工年月 :2014年10月 |
今回改修を計画した3階客室は平成4年、1階レストランはもう少し古くて昭和60年代初頭以来の改修である。既に20~30年が経過しており、この間にお客様のニーズも個別化・多様化と大きく変革をとげている。 このような状況下、個人・グループ客の受入れを前提に、客室・レストランづくりの条件を以下にまとめます。 ○基本的な和客室、基本二名定員とします。主室は、畳部屋で8~10帖、主室以外のスペースにゆとりと仕掛けをもった構成の客室をつくります。 ○東面・南面のバルコニー付客室からは、奈良の自然・景色が満喫できるよう外部と融合を図ります。勿論、お風呂も窓のある高野槇風呂でゆったりと寛げます。 ○現代の都会人が求めているものの狙いを定め、提供施設商品として整え、お客様を迎える体制づくりをする。 @定番ですが非日常空間を創る。つまりお客様の生活する世界と変えないと旅行に行っている気にもならない。そこから感動は生まれる。 ・畳の部屋 ・床面に段差がある ・縁側がある、土間がある ・木の浴槽 A奈良が実感できる。色・風・匂い・素材で感じる。 B自由に寛げる。主室で、ゆったりめのソファーで、露地縁側で、バルコニーで、木の浴槽につかって、ボンヤリとできる。 ○レストランは従来どおり、日本旅館料理を提供し、周辺の店舗との差別化を明確にするとともに、インテリアグレード、余裕のあるテーブルレイアウトなどから高級感をイメージし差別化を更に図るものとする。 |